みなさん,以下のカレンダーを見たことがありますか.

       9月 1752
日 月 火 水 木 金 土
       1  2 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

別にカレンダーが壊れたわけではありません.1752年9月に大英帝国がそれまでのユリウス暦にかえてグレゴリオ暦を導入しました.どういうきっかけで,こんなやりかたをとったのか知らないのですが,9/1, 9/2 のあと 9/3〜9/13 の11日間をすっとばして 9/14 にとぶのです.

Mac や Linux でcal 9 1752コマンドを実行すると,同じようなカレンダーを見ることができます.

たぶん,現在の主流のコンピュータが英語圏で開発されているために,こういうことになるのですが,ヨーロッパの大陸の人々はこのことに多少の不満を抱いているかもしれません.というのも,大英帝国に先立つこと約2世紀前の1582に続く数年のうちにカトリック教国はグレゴリオ暦に切り替えていたからです.

で,ぼくは思ったんです.Macのカレンダーで当時のフランスのカレンダーを表示できないものだろうか.試行錯誤を重ねた上でようやく見つけました.calコマンドのかわりにncalコマンドを使います.

まず,ncal -pコマンドを使うと,それぞれの国で何年にグレゴリオ暦を導入したのかがわかります.

次に,ncal -s FR 12 1582を実行すると以下のようなカレンダーが見られます.

    Décembre 1582
Lu     3 20 27
Ma     4 21 28
Me     5 22 29
Je     6 23 30
Ve     7 24 31
Sa  1  8 25
Di  2  9 26

ところで,日本のカレンダーはどうでしょう?どういう理由かわからないのですが,明治維新直後の日本に導入された太陽暦はグレゴリオ暦ではなかったみたいです.ncalコマンドによれば,日本がグレゴリオ暦を採用したのは1918年のようです.ncal -s JP 12 1918を実行すると,

    12月 1918
月     3 10 17
火     4 11 18
水     5 12
木     6 13
金     7 14
土  1  8 15
日  2  9 16

One comment on “各国におけるグレゴリオ暦の導入について

  • 同僚の Defago 先生から教わったもっと簡単な方法は以下の通りです.

    ncal -s FR 1582
    ncal -s CH 1655
    ncal -s JP 1918
    ncal -s TR 1926
    

コメントを残す