2月27日に東工大で,産総研の加藤さんと同僚の増原さんのおかげでSIGPXというプログラミング体験についての勉強会が開催されました.ここに引用したスライドは,わたしからの挨拶を兼ねた話題です.

x^2 \rightarrow (x * x, $x^2 &s=2$): OpenGL計算ライブラリ実装の経験から

この発表で扱った問題は,ときどきぼくらが出会う難解なプログラミングのある種の典型についてです.ここで紹介した例題は,\sqrt 2 を求めるためのNewton-Raphson法,4\times4 -行列を用いたさまざまな計算,やたらに複雑な非線形最適化問題のプログラムなどです.一見するとSIGPXのようなユーザインタフェイスとは無縁に思えるかもしれませんが,実はいずれもユーザインタフェイスのための開発のなかで出てきたものだからびっくりします.

難しい概念についてのプログラミングの結果,複雑なプログラムが生まれたのならば仕方がありません.ぼくが問題にしているのは,一見,簡単な問題なのにプログラムとして表現しようとするとやたらにややこしくなってしまう種類のものです.

今回は応用分野を形式的だからこそ扱いやすい数学に絞って,いくつかのプログラムがすばらしく単純に記述できることを示しました.また,あわせてそういったプログラムのドキュメントについても,ともすると複雑になりがちなドキュメントを簡単に記述する方法を示しています.

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